1. |
Lost war song
04:06
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優しいだけの人はいない
賢いだけの人はいない
たくましいだけの人はいない
忘戦歌 忘戦歌 忘れ去らぬよう
鉛の雨が降りしきる
傘は意味がない
稲光もすぐそこなら
家も意味がない
散々な悲劇が追いかけてくる
逃げても逃げても抜け出せない
雨上が上がれども土はぬかるんでいる
もがけどもがけど抜け出せない
年端もゆかぬ少女が
ガーブ川のほとりで佇んでいる
誰かが見つけてくれるまで
水はただ流れ続けるだけ
菩提樹のほとりに埋めた
母の亡き骸掘り起こし
いくら思い返しても救いはない
木は風で枝葉を揺らすだけ
少女の腰が曲がる頃
紡がれ続けた詩を綴る
あらゆる酷い仕打ちを受けて
尊い犠牲というにはあまりに無慈悲
大きな挫折や恐怖とは
無縁に生きてこれた自分も
誰かの悪魔になるかもしれない
平和に生きることを願っていても
敵だと言われた人には優しくされて
味方と言われる人には虐げられて
思うほど物事は単純ではない
思うほど単純ではない
優しいだけの人はいない
賢いだけの人はいない
たくましいだけの人はいない
忘戦歌 忘戦歌 忘れ去らぬよう
怖いだけの人はいない
愚かなだけの人はいない
情けないだけの人はいない
忘戦歌 忘戦歌 繰り返さなぬよう
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2. |
Life And Gate2
01:47
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Life and Gate2
国境線までわずか5分
秒速80センチすぐそこさ
622歩 歩ませる
これより先は許されない
俺はどこでもいけるのに
あんたの住む町にだけ
何故だか行くことできやしない
すぐ隣にあるはずなのに
あんたが来るのを待つばかり
山積みの問題抱きながら
金網越しのキスを交わす
歪つなように見えるだろうか
とは言え
それが俺たちの日常で
強く言える事ごくわずか
今ある中から希望を見つけ
抗い方は人それぞれ
小さな声は大きな声に掻き消され届かず霞みゆく
大きな声もよりデカい音に呑み込まれ全てが有耶無耶に
Life And Gate2
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3. |
2034
01:45
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やたらめったらただただ憐れと言われても
没事 没事
誰かに不幸と決められる筋合いなんてないんだよ
2034
2014年高円寺 北口広場前
風呂敷広げ楽器を奏で物売り絵描きそんな日々
黄金色の泡沫飲み干し
遊び場はいつも道の上
スーツをまとい近づいた40半ばのその男
話しがしたいと差し出した170円懺悔の間
黄金色の泡沫偲び
今の社会を嘆いていた
こんな世にしたのは私たち世代の責任と彼は言う
どうやら僕らは不幸な時代の申し子らしい
僕らは生まれてこの日まで与えられたものが多くはなくても
考えることは出来るからこそ些細な喜び掘り起こし
道の上で遊ぶ楽しさ見つける事が出来ているんだ
考えることにお金はいらない 答えはいくつもあるはずさ
やたらめったらただただ憐れと言われても
没事 没事
足るを知る僕らは取るに足らない存在じゃない
誰かや何かと比べてわざわざや勝ち負けつけたりしないように
未来の僕らへ向けて戒めの唄を今贈ろう
2034
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